グラフ機能がさらに進化:ソートの柔軟性とXYチャートでのBubble表現に対応
Codatumのグラフ機能に2つのアップデートを加えました。どちらも日々のデータ可視化における柔軟性と表現力を高めるものです。
任意フィールドによるソートが可能に
これまでのチャートでは、label や value といった限られた項目でしかソートできず、意図した順番でデータを並べるのが難しい場面がありました。今回のアップデートにより、任意のフィールドや式によるソートが可能になりました。
たとえば、以下のようなシナリオで活躍します:
論理的な順序を保ったカテゴリの並び替え
「月曜日〜日曜日」や「1月〜12月」といったカテゴリを、文字列ではなく定義済みの順番で並べたいときに、表示名はそのままに、順序番号でソートできます。
業務ロジックに基づく並び替え
「1. カテゴリA」「2. カテゴリB」などと表示順を名前に含めていたケースでも、カテゴリ順フィールドを使って自然な表記と正しい順番を両立できます。
ソート値を見せずに順序だけコントロール
店舗名だけを表示しつつ、売上や優先度といった非表示の数値で並べたいときにも活用できます。
また、複数条件でのソートにも対応。ソート順の追加・削除・優先度の変更も直感的に行えます。
XYチャートにBubble 表現が追加。情報量の高い可視化が可能に
これまでもXYZチャートではBubble表現が可能でしたが、今回XYチャートにおいてもBubbleチャートを選ぶことができる様になりました。XYZチャートでは主にZ軸にのみ集計関数を指定するものですが、今回のアップデートでは二つの集計関数を同時に利用することができます。また複合チャートなどにも対応しています。
活用例:売上と注文件数のバランス
X軸:商品カテゴリ
Y軸:売上合計
サイズ:注文件数
このような構成により、売上の大きさはもちろん、「多く売れているが単価が低いカテゴリ」や「少数の大口注文で構成されるカテゴリ」など、売上構造の違いを視覚的に把握できます。
これらのアップデートにより、日々のデータ探索や共有レポートの表現力がさらに高まりました。ぜひお試しください!