プロダクトアップデート

Codatumの新機能や機能改善など、最新のアップデートをご紹介します

モバイルレイアウトでの表示確認ができる様になりました

CodatumのGridPageは、画面サイズに応じて自動的にレイアウトを最適化するレスポンシブデザインに対応しています。画面幅が600px以下になると、コンポーネントが自動的に縦積みのモバイルレイアウトに切り替わります。

この機能は以下のすべての表示形式で利用できます:

  • Notebook

  • Public link

  • Report

  • Signed embed

モバイルレイアウトでのコンポーネントの表示順序はGridの構成に基づいて自動的に決定されるため、個別に設定する必要はありません。

今回のアップデートでは、このモバイルレイアウトでの表示順序表示のされ方を事前に簡単に確認できるようになりました。これにより、ユーザーはモバイルデバイスでの見え方を確認し、最適な体験を提供することができます。

利用方法

  1. 各GridPageを開く

  2. 右上の3点リーダーボタンをクリック

  3. Mobile Layoutを選択

  4. 以下のオプションから選択:

    • Preview: モバイルレイアウトでのプレビューを表示

    • Order index: コンポーネントの縦積み順序を確認

活用シーン

SlackやメールなどでGridPageを共有した場合、受信者がモバイルブラウザで閲覧するケースが多くあります。この新機能を使えば、モバイル環境での表示崩れや意図しない順序などの問題を事前に確認し、改善することができます。

今後の展開

Codatumでは、モバイルでの体験を向上させるためのアップデートを今後も継続的に行っていきます。ユーザーの皆様からのフィードバックをお待ちしております!

Slash CommandでSQL関数を素早く検索・挿入できる様になりました

SQLを書くとき、すべての関数名を覚えておくのは意外と大変ですよね。そこで新しく、Slash Command を活用して入力中に関数を素早く検索・挿入できる機能を追加しました。これにより、SQLのコーディングが格段にスピードアップします。

  • Slash Command + f (func) で検索

    • SQLブロックで / を入力後、f(※funcの省略形)を入力してEnterを押すと、関数専用の検索ウィンドウが自動的に立ち上がります。

  • 選択すれば自動で挿入

    • 検索結果から必要な関数を選べば、そのままSQL文に挿入されるので、タイピングの手間もミスも大幅に減らせます。

  • 関数名を暗記しなくてもOK

    • 部分的に名前を入力するだけで該当する候補を表示してくれるため、スペルを正確に覚えていなくても目的の関数に素早くアクセスできます。

  • 高速なコーディングを実現

    • よく使う関数をサクッと呼び出せることで、開発速度と正確性が同時にアップ。SQLクエリ作成がぐっとスムーズになります。

SQLブロックの関数検索機能を使えば、SQL文を書きながらサッと関数を探して挿入できるので、コーディングのスピードも正確性もぐっと上がります。ぜひこの機能を活用して、効率的なクエリ作成を楽しんでください!

今後も、皆さまの生産性を高める新機能や改善を続々とリリース予定です。何かご意見やご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

IPアクセス制御(プレビュー)

IPアクセス制御機能をリリースしました。これにより、Codatumワークスペースへのアクセスを、許可された特定のIPアドレス(またはその範囲)に限定できます。。

ネットワークレベルでアクセスを制御できるので、厳格なセキュリティポリシーやコンプライアンス要件のある企業にも安心です。自社のニーズに合わせてアクセス範囲を調整できるので、セキュリティと利便性を両立できます。

  • 対応フォーマット

    : IPv4/IPv6アドレスやCIDR表記に対応しています。

  • 複数登録

    : ワークスペースで利用する複数のIPアドレスやIPレンジをまとめて一括登録できます。

  • 注意点

    : 設定を保存する際は、指定したIPアドレスのいずれかからアクセスしている必要があります

ぜひ新しいIPアクセス制御機能を活用して、さらに安全なCodatum環境をお試しください!詳しくはこちらのドキュメントもご覧ください。

現在この機能はプライベートプレビューとしてご提供中です。ご利用を希望される場合やご質問がある方は、ぜひお問い合わせください。

GridPageでのUndo/Redoが可能になりました

Chart等の位置やサイズを変更した際に、Ctrl+zやCtrl+Shift+zでUndo/Redoができるようになりました。画面レイアウトの調整がより直感的になり、操作ミスからの復旧が簡単になります。

  • Chart等のBlockの位置とサイズの変更をUndo/Redoできる様になりました

  • Blockの追加や削除には現在対応していません。

    • これらの操作後には、変更履歴がリセットされるため、Undoは効かなくなります。

    • 将来的には対応する予定です。

  • Block内部の設定変更には対応していません。

    • チャートの設定変更などは個別に「保存」ボタンで確定するため、Grid Page全体の操作とは分けられています。

共同編集時の注意点:

  • 共同編集中に他のユーザーの操作が入ると、編集履歴がリセットされます。これは、例えば他のユーザーが親コンテナを削除した場合に、自分の操作のみを選択的に元に戻すことが困難なためです。

GridPageでは以前から直感的にCtrl+zを使おうとする場面が多く、この機能追加によってユーザー体験が向上します。現在の制限事項を把握した上でぜひ使ってみて、改善点や追加して欲しい機能についてフィードバックをお願いします。

デザイン改良: チャート用のカラーパレットの実装

TableauやPowerBIのようにチャート用のカラーパレットを実装しました。シンプルな操作で配色を自由にカスタマイズでき、チャートの情報に統一感をもたらすことができるのでぜひ試してみてください!

  • Chart用のカラーパレットを作成可能に(Workspace settings > General)

  • Notebook上でパレットを選択・適用

  • 豊富な配色テンプレート

  • 配色の自動生成機能も搭載

些細なアップデートですが、データを視覚的に伝達するうえで非常に重要な改善です。継続してUI/UXをブラッシュアップしていきますので、フィードバックお待ちしています!

カーソル表示 改善: 他ユーザのカーソルが邪魔にならないように

ノートブックを共同で編集中に表示されるコラボレーションカーソルを、見やすい表示形式に改良しました。共同作業がストレスなく行えるようになったので、ぜひ試してみてください!

  • カーソルの表示を左端に出るように変更

  • 複数人で作業中に他人のカーソルが被ってしまい、みづらくなる問題を解消

些細なアップデートですが、共同作業の開発効率を上げるうえで非常に重要な改善です。継続してUI/UXをブラッシュアップしていきますので、フィードバックお待ちしています!

Memberの検索とフィルタができるように!

Workspaceに参加中のメンバーを検索しやすいように改良しました。共同作業がストレスなく行えるようになったので、ぜひ試してみてください!

  • Memberのキーワード検索

  • Roleのフィルタ

  • Groupsのフィルタ

  • Last active (Date added)でのソート

些細なアップデートですが、共同作業の開発効率を上げるうえで非常に重要な改善です。継続してUI/UXをブラッシュアップしていきますので、フィードバックお待ちしています!

追加したテンプレートのアナウンス

Codatumのユースケースを新しく作成しました。Google Analytics, Google Trends, Githubのパブリックデータを基にデータ分析を行い、SaaSやE-commerce等に活用するユースケースです。データ分析の一例になると思うので、ぜひご覧になってください!

些細なアップデートですが、皆様のデータ分析の方針をサポートいたします。継続してUI/UXをブラッシュアップしていきますので、フィードバックお待ちしています!

Feature Spotlight: Reportを使って外部ゲストにインサイトを安全に共有

今回は、Feature Spotlightとして、CodatumのReport機能をご紹介します!

Codatumにはさまざまな共有方法がありますが、その中でもReport機能は、データの安全性を保ちながら、固定化された必要なインサイトのみを、社内外に共有するための非常に強力でユニークな機能です。

CodatumのReportとは?

CodatumのReportは、Notebookを組織内外のゲスト(共有されたReportへの閲覧権限しか持たないユーザー)がアクセスできるようにする機能です。ReportはURLを共有したり、Webサイトに埋め込んだりして共有することができます。Reportでは、共有するページを選択したり、ユーザーごとに異なる値を表示したりすることが可能です。

具体的には、以下のことが可能です。

  • Notebookの出力を、接続情報へのアクセス権限やクエリの編集権限を与えずに、ゲストと共有

  • 特定のページのみを選択して共有

  • 再実行を許可するかどうか等を選択

  • 固定のSQL結果を表示するか、閲覧者がパラメータを編集できるようにするかを選択

また、Notebook自体は権限を持っている編集者がリアルタイムに共同編集することができるため、共有を行った後に編集をすることが難しいケースがあります。Reportを使うと、Publish時にNotebook内のコンテンツを"固める"ため、ある時点で出来上がったVersionを共有して閲覧してもらいながら、安心してNotebook本体を編集することができます。

Reportのメリット

  • 社外との安全な情報連携: 接続情報へのアクセス権限を制限した状態で、社外のパートナーや顧客と必要な情報だけを共有できます。例えば、顧客に分析結果を報告する場合、Reportを使って、分析結果をまとめたNotebookのページをReportとして作成し、共有することができます。これにより、顧客はCodatumのアカウントを持っていなくても、Reportにアクセスして、分析結果を容易に把握することができます

  • 社内でのスムーズな情報共有: 必要な情報だけをまとめたReportを共有することで、関係者への情報伝達がスムーズになります。例えば、マーケティングチームが最新のキャンペーン結果を経営陣に報告する場合、Report機能を使って、主要な指標やグラフを含むNotebookのページをReportとして作成し、共有することができます。これにより、経営陣はCodatumのアカウントを持っていなくても、Reportにアクセスして、キャンペーン結果を容易に把握することができます。

  • セキュリティの向上: 接続情報へのアクセス権限を制限することで、セキュリティリスクを軽減できます。機密性の高いデータを含むNotebookを共有する場合でも、Report機能を使えば、接続情報へのアクセスを制限した状態で、必要な情報だけを共有することができます。

詳しくは Docs をご確認ください。

Reportの使い方

Reportの使い方については、以下のDocsをご覧ください。

まとめ

CodatumのReport機能は、Notebookの内容を安全かつ簡単に共有するための強力なツールです。接続情報へのアクセスを制限した状態で、必要な情報だけを共有できるため、セキュリティリスクを軽減しながら、社内外との情報共有を促進することができます。

Report機能を使えば、データの可視化による理解促進、意思決定の迅速化、そしてビジネスの成長を促進することができます。ぜひ、この新しい機能をご活用いただき、皆様のビジネスに貢献できれば幸いです。

皆様からのフィードバックをお待ちしております。

Notebook 全体の実行状況を可視化:Run Stats 機能を追加

Notebook で Run all を実行した際、各 SQL Block の実行状況をまとめて確認できる Run Stats 機能をリリースしました。

依存関係や実行時間、cache/in-memory 処理の有無、さらには 全体での合計実行時間や Total Bytes もひと目でわかるようになります。

  • 依存関係の表示

    • SQL Block の順序がどのように実行されているかを可視化。複雑な依存関係のある Notebook でも、どのブロックがいつ実行されるのかを把握しやすくなりました。

  • 実行時間の可視化

    • 各ブロックの実行にかかった時間をバー表示で確認可能。

    • どこにボトルネックがあるかを直感的に把握できます。

  • cache / in-memory 処理の確認

    • cache がヒットしているかどうか

    • データサイズが小さい場合などに in-memory で実行されたか

    • クエリの効率やコスト削減につながる情報をまとめてチェックできます。

  • 全体の合計時間 & Total Bytes

    • Notebook 全体の合計実行時間と Total Bytes を表示。

    • 分析・運用コストの見直しや最適化の検討に役立ちます。

新機能 Run Stats を活用して、Notebook のパフォーマンス最適化やコスト把握にお役立てください。今後も引き続きアップデートを行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

ぜひ使ってみた感想や改善アイデアをお寄せください!