プロダクトアップデート

Codatumの新機能や機能改善など、最新のアップデートをご紹介します

デザイン改良: チャート用のカラーパレットの実装

TableauやPowerBIのようにチャート用のカラーパレットを実装しました。シンプルな操作で配色を自由にカスタマイズでき、チャートの情報に統一感をもたらすことができるのでぜひ試してみてください!

  • Chart用のカラーパレットを作成可能に(Workspace settings > General)

  • Notebook上でパレットを選択・適用

  • 豊富な配色テンプレート

  • 配色の自動生成機能も搭載

些細なアップデートですが、データを視覚的に伝達するうえで非常に重要な改善です。継続してUI/UXをブラッシュアップしていきますので、フィードバックお待ちしています!

カーソル表示 改善: 他ユーザのカーソルが邪魔にならないように

ノートブックを共同で編集中に表示されるコラボレーションカーソルを、見やすい表示形式に改良しました。共同作業がストレスなく行えるようになったので、ぜひ試してみてください!

  • カーソルの表示を左端に出るように変更

  • 複数人で作業中に他人のカーソルが被ってしまい、みづらくなる問題を解消

些細なアップデートですが、共同作業の開発効率を上げるうえで非常に重要な改善です。継続してUI/UXをブラッシュアップしていきますので、フィードバックお待ちしています!

Memberの検索とフィルタができるように!

Workspaceに参加中のメンバーを検索しやすいように改良しました。共同作業がストレスなく行えるようになったので、ぜひ試してみてください!

  • Memberのキーワード検索

  • Roleのフィルタ

  • Groupsのフィルタ

  • Last active (Date added)でのソート

些細なアップデートですが、共同作業の開発効率を上げるうえで非常に重要な改善です。継続してUI/UXをブラッシュアップしていきますので、フィードバックお待ちしています!

追加したテンプレートのアナウンス

Codatumのユースケースを新しく作成しました。Google Analytics, Google Trends, Githubのパブリックデータを基にデータ分析を行い、SaaSやE-commerce等に活用するユースケースです。データ分析の一例になると思うので、ぜひご覧になってください!

些細なアップデートですが、皆様のデータ分析の方針をサポートいたします。継続してUI/UXをブラッシュアップしていきますので、フィードバックお待ちしています!

Feature Spotlight: Reportを使って外部ゲストにインサイトを安全に共有

今回は、Feature Spotlightとして、CodatumのReport機能をご紹介します!

Codatumにはさまざまな共有方法がありますが、その中でもReport機能は、データの安全性を保ちながら、固定化された必要なインサイトのみを、社内外に共有するための非常に強力でユニークな機能です。

CodatumのReportとは?

CodatumのReportは、Notebookを組織内外のゲスト(共有されたReportへの閲覧権限しか持たないユーザー)がアクセスできるようにする機能です。ReportはURLを共有したり、Webサイトに埋め込んだりして共有することができます。Reportでは、共有するページを選択したり、ユーザーごとに異なる値を表示したりすることが可能です。

具体的には、以下のことが可能です。

  • Notebookの出力を、接続情報へのアクセス権限やクエリの編集権限を与えずに、ゲストと共有

  • 特定のページのみを選択して共有

  • 再実行を許可するかどうか等を選択

  • 固定のSQL結果を表示するか、閲覧者がパラメータを編集できるようにするかを選択

また、Notebook自体は権限を持っている編集者がリアルタイムに共同編集することができるため、共有を行った後に編集をすることが難しいケースがあります。Reportを使うと、Publish時にNotebook内のコンテンツを"固める"ため、ある時点で出来上がったVersionを共有して閲覧してもらいながら、安心してNotebook本体を編集することができます。

Reportのメリット

  • 社外との安全な情報連携: 接続情報へのアクセス権限を制限した状態で、社外のパートナーや顧客と必要な情報だけを共有できます。例えば、顧客に分析結果を報告する場合、Reportを使って、分析結果をまとめたNotebookのページをReportとして作成し、共有することができます。これにより、顧客はCodatumのアカウントを持っていなくても、Reportにアクセスして、分析結果を容易に把握することができます

  • 社内でのスムーズな情報共有: 必要な情報だけをまとめたReportを共有することで、関係者への情報伝達がスムーズになります。例えば、マーケティングチームが最新のキャンペーン結果を経営陣に報告する場合、Report機能を使って、主要な指標やグラフを含むNotebookのページをReportとして作成し、共有することができます。これにより、経営陣はCodatumのアカウントを持っていなくても、Reportにアクセスして、キャンペーン結果を容易に把握することができます。

  • セキュリティの向上: 接続情報へのアクセス権限を制限することで、セキュリティリスクを軽減できます。機密性の高いデータを含むNotebookを共有する場合でも、Report機能を使えば、接続情報へのアクセスを制限した状態で、必要な情報だけを共有することができます。

詳しくは Docs をご確認ください。

Reportの使い方

Reportの使い方については、以下のDocsをご覧ください。

まとめ

CodatumのReport機能は、Notebookの内容を安全かつ簡単に共有するための強力なツールです。接続情報へのアクセスを制限した状態で、必要な情報だけを共有できるため、セキュリティリスクを軽減しながら、社内外との情報共有を促進することができます。

Report機能を使えば、データの可視化による理解促進、意思決定の迅速化、そしてビジネスの成長を促進することができます。ぜひ、この新しい機能をご活用いただき、皆様のビジネスに貢献できれば幸いです。

皆様からのフィードバックをお待ちしております。

Notebook 全体の実行状況を可視化:Run Stats 機能を追加

Notebook で Run all を実行した際、各 SQL Block の実行状況をまとめて確認できる Run Stats 機能をリリースしました。

依存関係や実行時間、cache/in-memory 処理の有無、さらには 全体での合計実行時間や Total Bytes もひと目でわかるようになります。

  • 依存関係の表示

    • SQL Block の順序がどのように実行されているかを可視化。複雑な依存関係のある Notebook でも、どのブロックがいつ実行されるのかを把握しやすくなりました。

  • 実行時間の可視化

    • 各ブロックの実行にかかった時間をバー表示で確認可能。

    • どこにボトルネックがあるかを直感的に把握できます。

  • cache / in-memory 処理の確認

    • cache がヒットしているかどうか

    • データサイズが小さい場合などに in-memory で実行されたか

    • クエリの効率やコスト削減につながる情報をまとめてチェックできます。

  • 全体の合計時間 & Total Bytes

    • Notebook 全体の合計実行時間と Total Bytes を表示。

    • 分析・運用コストの見直しや最適化の検討に役立ちます。

新機能 Run Stats を活用して、Notebook のパフォーマンス最適化やコスト把握にお役立てください。今後も引き続きアップデートを行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

ぜひ使ってみた感想や改善アイデアをお寄せください!

公開リンク&埋め込み機能:外部共有がより簡単に!

ノートブックの共有方法が大幅に拡充されました!

これまではチーム内でのみ共同編集・閲覧が可能でしたが、公開リンク (Public Link)埋め込み (Embedding) 機能により、組織外の相手にも簡単にノートブックを共有できるようになりました。顧客やパートナーへのレポート共有から、ブログや社内WikiへのEmbeddingまで、さまざまなシーンで活用いただけます。

  • 特定のNotebookまたはページに対して公開URLを生成し、Web上で閲覧できるようにする機能です。

  • リンクを受け取った方は、アカウント登録なしでもNotebookを閲覧できます。

  • 有効期限を設定できるので、一定期間後にリンクを無効化できます

  • Notebookやページを、他のWebサイトやブログ、社内Wikiiframeとして埋め込むことができます。

    • 埋め込み先のコンテンツから離れることなく、Notebookの内容を確認できるので、情報が一元化されて閲覧性が向上します。

パフォーマンスとセキュリティ

  • ノートブックの表示結果は事前にビルドされた状態で提供されるため、閲覧時にデータベースへアクセスすることはありません。

  • その結果、データベースへの負荷がかからず、セキュリティ上の懸念も低減できます。

  • また、ビルド済みの結果を表示するため、レンダリングまでが速く、スムーズにコンテンツを閲覧できます。

詳しくはサポートサイトをご覧ください。また、Public Linkの作成方法や埋め込み方法については動画も公開しておりますので、チェックしてみてください!

インポート機能:既存Notebookへのページ移行を可能に

これまではNotebookをエクスポートした場合、“新しいNotebook”を作ることしかできませんでした。今回のアップデートでは、既存のNotebookへページをインポートすることができるようになりました。

大きくなりすぎたNotebookを整理したい場合はもちろん、別のNotebookから特定のページだけを再利用したい場合にも便利です。ぜひ活用してみてください。

使い方:

  1. 移動したいページを含むNotebookをエクスポートします。

  2. 移行先のNotebookの右上メニューから “Import Page” を選択します。

  3. 必要なページを選んでインポートできます。

大規模なNotebookを分割したいときはもちろん、既存Notebookの内容を再編成したいときにも、ぜひこの機能をお試しください。引き続きUI/UX改善に取り組んでまいりますので、フィードバックをお寄せください!

SQL Block 改善: Drag/Clickで簡単に行全体を選択できるように

一般的なIDEなどと同じように、SQL Block の行番号部分をDrag/Clickして、素早く行を選択できる機能を追加しました。日常の細かいコード編集やコピー&ペーストをスピーディーに行えるので、ぜひ試してみてください!

  • SQL Block の行番号部分をドラッグすると、その行が丸ごと選択されるように改善

  • 行のクリックだけでも選択可能

  • Visual Studio Code と似た操作性を実現

些細なアップデートですが、開発効率を上げるうえで非常に重要な改善です。継続してUI/UXをブラッシュアップしていきますので、フィードバックお待ちしています!